チャプター 23

私は動きを途中で止めた。ウィリアムのために剥いていた林檎が、手の中で宙ぶらりんになったまま、無邪気な息子の声が部屋いっぱいに響いた。

「パパ」ビリーの小さな声は、かすかな希望に震えていた。「ぼくのお誕生日会に来てくれる? ひいおじいちゃんが、おうちでやってもいいって言ってくれたんだ!」

ビリーを止めたかった。また拒まれて傷つく前に、守ってやりたかった。けれど、言葉はもう口をついて出てしまっていた。窓辺に立つヘンリーを前に、部屋の空気は一気に重く張りつめる。彼は振り向きもしなかった。息子の願いに、応えようともしなかった。

「ねえ、いい子だから」私は声が震えないよう懸命に努めた。「パパはとて...

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